群馬 町田酒造 純米吟醸55 山田錦 直汲み🍶✨
透明感のあるややイエローがかったクリスタルのような外観です。
香りはとても華やかで果実の香りを強く感じる吟醸香です。リンゴや洋ナシのような果実の香りや白桃やパイナップルのような瑞々しい果実の香り、蜂蜜のような甘い香りも感じます。
飲み口は僅かにピチピチっとした微発泡感を感じ、口に含むとふくよかなジューシーな甘みを感じますが、直ぐにきめ細やかなシャープな酸味と旨みに変化します。そして後味に感じる強めの苦味が辛口の印象を与えます。これらの変化が口の中をスルスルっと駆け抜けていくのがとっても面白い日本酒です。簡単に表すと 甘旨→苦辛 がダダダっと言った感じです。余韻はやや長いため、より後味の辛みを強く感じます。
リンゴと洋ナシの香りがとても強いが酸味は強くないため、酸度が低いカプロン酸エチル高生産な協会1801号酵母を使用しているかも??な日本酒です。香りはかなりフルーティなのですが、香りとは裏腹に後味の苦味の強さと余韻の長さから辛口な印象です。町田酒造のこのシリーズにしては辛いなって印象です。フルーツ爆弾みたいな香りが好きな方は絶対好きな日本酒。逆に強い華やかな香りはムリっすって方には口の開いた香りをあまり感じない酒器を使って味わいを楽しむのがいいと思います。辛口苦手って方にも前半はしっかり甘みを感じられるのでやっぱりオススメです。
余談になりますが…来月、真鶴の銘柄で有名な宮城の田中酒造店さんを酒蔵見学できることになりました。本当にありがたいです。先日の日本酒フェアの鑑評会試飲会でもいただいた日本酒なので今から楽しみです。
群馬 大盃 MACHO 純米 山田錦 80%🍶✨
群馬 大盃 MACHO 純米 山田錦 80%🍶✨
透明感のあるややイエローがかったクリスタルのような外観です。
香りは穏やかで、バナナのような果実の香り、低精米らしい炊いたお米のような香り、若干なめらかな生クリームのような香りを感じます。
飲み口はやや厚みを感じ、やや強いなめらかな酸味、まろやかな甘み、お米の旨みが順番にジワーッと広がります。後味に感じるほのかな苦味が旨みと重なりコクを感じる美味しい日本酒です。
大盃のボディビルダーシリーズのvol.4。毎回ラベルがズルイ、反則。何故か目線を感じる日本酒。高精米向きの山田錦をあえて80%の低精米歩合で造った日本酒です。低精米ですので、雑味の原因となるタンパク質や脂質を多く残すことになりますのでリスクとして雑味が残り美味しくない日本酒になることもあります。逆にうまく行けばお米の個性をたくさん残すことも可能です。ではこの日本酒はと言うと、低精米からかやや酸味が強めで好き嫌いが分かれるかなと思いますが、お米の旨みをより感じられる日本酒です。
栃木 モダン仙禽 雄町 2019🍶✨
栃木 モダン仙禽 雄町 2019🍶✨
透明感のあるシルバーがかったクリスタルのような外観です。
穏やかですが爽やかな香りや瑞々しい香りを感じます。
グレープルーツやマスカットのような爽やかな香り、白桃のような瑞々しい香り、また若干バナナのような香りも感じます。果実香以外には上新粉のようなお米の香りを感じます。
飲み口はフラットで、口に含むと爽やかでシャープな酸味と雄町らしいふくよかな甘みがパッと広がり、とても甘酸っぱくて瑞々しい果実のような味わいです。
精米歩合50%と純米大吟醸クラスらしい透明感も感じます。
この日本酒の軸であろう甘酸っぱさが最初から最後までありますが、喉越しににはしっかりと旨みも感じられ、この旨みがいいアクセントになっていてとても美味しいです。
最近仙禽が続いてます。土曜日、酛さんの帰り道、新宿伊勢丹で購入しました。
純米大吟醸の基準を満たしてはいますが、特に特定名称酒の記載はないモダン仙禽雄町2019です。
最近は特定名称酒について、記載しない酒蔵さんが少しずつ増えてきたかなって印象です。1992年に級別制度が終わり、入れ替わるように1990年にスタートしたこの制度も今はあまり意味が無いものになりつつあるのかもしれません。飲み手の味わいやペアリングの多様化、酒蔵さんの表現の多様化や技術の進歩の結果なのかもしれないですね。
変に先入観を持つより、感じるままに楽しむほうが楽しいねって私には向いてます。
栃木 仙禽 初槽 直汲み せめ🍶✨
栃木 仙禽 初槽 直汲み せめ🍶✨
透明感のあるシルバーがかったクリスタルのような外観です。
穏やかながら若々しく爽やかな香りです。グレープルーツのような柑橘系果実の爽やかな香りを感じ、その後ろに若干白桃のような果実の香り、上新粉のようなお米の香り、ミネラルの香りを感じます。
飲み口は若干重さを感じ、口に含むととろみを感じる舌触りです。透明感のある上品でまろやかな甘みと丸みのあるなめらかな優しい酸味が重なってマイルドな甘酸っぱさを感じます。喉越しには前半の甘酸っぱさは少し残しながら旨みを感じます。全体的に瑞々しくやや厚みを感じる美味しい日本酒です。
こちらも年末?年始?ぐらいに購入しましたが購入したことを失念していた日本酒。日本酒には大変失礼な…以下略。
今回は せめ なので、槽で圧力をかけて絞る後半部分になります。こちらも原酒でありながらアルコール度数は15%と原酒としてはアルコール度数が低いです。ラベルはモダンでいつ見てもデザイン性が高いです。
香りは あらばしり に似ており、粉っぽさがあるかないかの違いだと感じました。
味わいは大きく変わり、こちらはとろみや透明感、上品さを感じます。同じタンクで造られた もろみ でも搾り取られる順番で変わるの味わいがとても楽しい日本酒です。とろみがあり日本酒が好きなので私の好みはこちらかな。
栃木 仙禽 初槽 直汲み あらばしり🍶✨
栃木 仙禽 初槽 直汲み あらばしり🍶✨
小さなオリが漂う白濁したおりがらみらしい外観です。
穏やかながら若々しく爽やかな香りです。グレープフルーツのような柑橘系果実の爽やかな香りを感じ、その後ろに若干白桃のような果実の香り、上新粉のようなお米の香り、ミネラルの香りを感じます。また、おりがらみの時に感じる粉っぽさ、パウダリーな感じもあります。
飲み口は若干軽く、舌先に触れた瞬間にフレッシュな微発泡感、おりがらみらしいパウダリーな(粉っぽい)舌触りを感じます。口に含むとやや強めの酸味となめらかな甘みを感じ、喉越しにはやや強めの酸味が旨みやコクを包み込むみながら消えていきます。
年始に購入しましたが購入したことを失念していた日本酒。日本酒には大変失礼な話です。今後悔い改めたいと思います。
今回は あらばしり なので、もろみの搾り始めの部分の日本酒になります。また、原酒でありながらアルコール度数は15%と原酒としてはアルコール度数が低いです。
半年寝かしてしまいましたので味わいの変化はあると思いますが、それでもフレッシュで厚みを感じる美味しい日本酒でした。
山形 純米大吟醸 たてにゃん Vol.7🍶🐱✨
山形 純米大吟醸 たてにゃん Vol.7🍶🐱✨
透明感のあるシルバーがかったクリスタルのような外観です。
穏やかながら透明感のある爽やかで若干華やかな香りを感じます。やや青リンゴのような爽やかな香り、また洋ナシ、白桃のような果実の香りもあり、フルーティな印象を受けます。上新粉のようなお米の香りや若干蜂蜜のような甘い香りも感じます。
飲み口はやや軽く、口に含むと穏やかで滑らかな透明感のある酸味が広がります。上品で穏やかな甘みも感じますが、どちらかと言うと酸味の方が主張が強いように感じます。最後はお米の旨みとコクを喉越しに感じスッキリした味わいです。
毎回購入している 楯の川の たてにゃん。今回は舞妓さんみたいです。ラベルの舞妓さんらしい上品で綺麗な美味しい日本酒です。
2019年 日本酒フェア🍶✨
先週は雨の中、日本酒フェアに🍶✨
最初は新酒鑑評会入賞の日本酒のきき酒会から🍶✨
鑑評会用の日本酒なので、多くは山田錦、精米具合は35%前後、アル添の大吟醸。
中には山田錦以外の酒造好適米、純米大吟醸の日本酒もあり、それらは他とは違う味わいで楽しかったです。
ちなみに仙禽は精米具合20%とかなり磨いていました。
新政は鑑評会用のエクリュで金賞🍶✨
佐賀県の鍋島🍶
鑑評会出品酒という飲むことを目的とはしていない日本酒の中でも、出羽鶴の純米大吟醸は綺麗で青リンゴみたいな味わいで美味しかったです。
鑑評会きき酒会の後は全国日本酒フェアへ🍶✨
人が多く忙しない中、新潟県長岡市の越銘醸 越の鶴さんの杜氏さんに日本酒のお話しを聞かせていただきました。越淡麗を使用さた越の鶴 大吟醸も美味しかったです。
香川 川鶴 純米 限定直汲み 無濾過生原酒
香川 川鶴 純米 限定直汲み 無濾過生原酒🍶✨
穏やかながら青竹などの爽やかな植物の香りやグレープフルーツのような爽やかな柑橘系の香りを感じます。
口に含むと優しい酸味が広がり、しっかりとしたお米の甘味と旨味が心地よく感じられます。その後はコクのある苦味、やや辛味を感じ、そしてスッキリと綺麗に消えていきます。
無濾過生原酒らしい厚みかありながら、なぜか重さを感じさせない美味しい日本酒です。
以下、日本酒のちょっとしたお話。
今回の無濾過生原酒ってよく見かけませんか。
実は無濾過って酒税法上、定義はありません。そのため無濾過と表記があったとしても一切のあらゆる濾過をしていないとは限らないんです。一般的には炭濾過をしていなければ無濾過としていることが多いようです。初めて知った時、結構イメージと違うなぁって感じました。
岐阜 だるま正宗 純米酒 熟成酒用仕込ぴちぴち生原酒 うすにごり🍶✨
岐阜 だるま正宗 純米酒 熟成酒用仕込ぴちぴち生原酒 うすにごり🍶✨
白ワインのシャルドネのような透明感のあるゴールドがかった外観です。
香りはやや爽やかな香りや若干熟成香を感じたりと穏やかながら複雑性のある香りを感じます。爽やかな香りはグレープフルーツのような柑橘系果実の香り、低精米らしい蒸米や炊いたお米のような香り、樽酒のような杉の木のような香りを若干感じ、また若干熟成古酒に似た独特な香りを感じます。
飲み口はやや重いですが、口に含むと蜂蜜のような濃い目の甘みとやや強めの爽やかな酸味が広がります。甘みと酸味が重なって甘酸っぱく、蜜がたくさん詰まったリンゴのような味わいのようです。後味に感じる旨みが甘みとともにコクとなり甘い余韻がやや長く続きます。
いつも酒屋さんで見つけた日本酒。だるま正宗はほぼ古酒専業だと思っていましたが、少しだけ生原酒も出荷しているみたいです。古酒用に設計した日本酒を生原酒でってどんな感じだろうと思いましたが、甘酸っぱい美味しい日本酒です。そしてとても面白いです。香りはやや爽やかなも感じるし、若干熟成古酒に似た香りや杉に似た香りを感じたりと複雑で面白く、本来このお酒はこれから10年、20年と長い眠りにつくわけですが、幸か不幸か今日私に飲まれてしまいました。
本来あるべき姿とは違う味わい方も面白いねって感じたテイスティングでした。
新潟 たかちよ 無調整生原酒おりがらみ マドラスチェック🍶✨
新潟 たかちよ 無調整生原酒おりがらみ マドラスチェック🍶✨
小さなオリが漂いやや白く濁った外観をしています。
香りはとても華やかでたかちよらしい香りです。白桃やバナナ、洋ナシのような果実の香りを強く感じ瑞々しい印象を受けます。また、蜂蜜のような甘い香り、少し上新粉のようなお米の香りも感じます。総じてたかちよらしいフルーツ感満載の香りです。
飲み口はやや厚みがあり、ほんの少しパウダリーな舌触りです。口に含むと柔らかく若干濃い甘みと旨み、なめらかな酸味を感じ、その直後に深みのある苦味を感じます。後半は苦味が強くたかちよにしては甘さ控えめ、苦味強めな印象です。
水色のマドラスチェックが可愛いたかちよの夏の日本酒。たかちよの夏の日本酒は、サマーブルー、スカイと飲んできましたが、今回のマドラスチェック、香りはフルーツ全部入りみたいな香りです。味わいはたかちよにしては甘さ控えめ。そして苦味が強めで前半とは違い僅かですがドライな印象も受けました。暑い夏にサッパリとって印象を受けました。最初から最後まで甘々なたかちよとは違いますが美味しい日本酒です。